がん治療の光免疫療法(近赤外線光免疫療法:NIR-PIT)とは
― 保険適用の範囲・東京での治験状況・注意点を整理 ―
東京がん相談室では、患者目線で情報整理のサポートを行っています。
一人で悩まず、 まずは状況を整理してみませんか? ※無理な提案は行いません ※約30秒で送信できます

近年、「光免疫療法」という言葉を 目にする機会が増えています。
しかし実際には、 内容の異なる療法が、 同じ名称で紹介されていることもあり、 患者さんが混乱するケースもあります。

本ページでは
・日本での保険適用の範囲
・対象となる疾患
・東京医科大学での治験情報
・第III相試験の現状
・費用の考え方
・名称の誤用への注意点
を患者目線で整理します。
※本ページは特定の治療を 推奨するものではありません。
最終判断は必ず主治医とご相談ください。
■ 光免疫療法とは(NIR-PIT)
本ページで扱う光免疫療法は、
▶ 薬剤「アキャルックス®」
▶ 専用レーザー機器「BioBlade®」 を用いる**近赤外線光免疫療法(NIR-PIT)**を指します。
仕組みは: 1)標的に結合する薬剤を点滴投与
2)一定時間後、病変部に近赤外線レーザーを照射
3)光で活性化された薬剤が結合細胞周囲に作用
局所を狙う治療概念であり、全身化学療法とは異なります。
■ 日本での保険適用の範囲
現在、日本で保険適用となっているのは: 切除不能な局所進行または局所再発の 頭頸部がんのみです。
すべてのがん種に使えるわけではありません。 適応には: ・切除不能であること
・局所進行または局所再発
・照射可能部位
・全身状態が一定基準を満たす
などの条件があります。
■ 費用と自己負担
保険診療のため:
▶ 原則3割負担
▶ 高額療養費制度の対象になります。
実際の自己負担額は所得区分によって異なります。
■ 頭頸部がん以外はどうか?
現時点では、 ▶ 頭頸部がん以外は保険適用外です。
ただし、 ・肺がん
・膵がん
・その他固形がん を対象とした第III相試験が世界で進行中です。
これは「研究段階」であり、標準治療として確立しているわけではありません。
治療に迷われている場合は、東京がん相談室で状況整理を行うことも可能です。
一人で悩まず、 まずは状況を整理してみませんか? ※無理な提案は行いません ※約30秒で送信できます
■ 東京医科大学での治験情報
東京医科大学では、
▶ 再発頭頸部がんを対象に
▶ 光免疫療法+免疫療法併用の治験 が実施されています。 参加には厳格な条件があり、常に募集しているとは限りません。
東京で治験参加の可能性がある大学病院の一つと考えられますが、
最新状況は必ず直接確認してください。
■ 「光免疫療法」という名称の注意点
「光免疫療法」という名称を用いながら、
・光線力学療法(PDT)
・温熱療法
・独自光照射療法
・サプリメント併用療法
など、内容が異なる療法を指しているケースがあります。 必ず確認してください:
✔ 薬剤名は「アキャルックス®」か
✔ 機器は「BioBlade®」か
✔ 頭頸部がんが適応か
これに答えられない場合、本来のNIR-PITではない可能性があります。
光免疫療法Q&A
Q1. 光免疫療法は日本で保険適用ですか?
はい。ただし対象は限定されています。
「切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がん」のみです。
Q2. 頭頸部がんなら誰でも受けられますか?
いいえ。
適応条件・全身状態・照射可能部位などの基準があります。
Q3. 自己負担はどのくらいですか?
保険診療(3割負担)+高額療養費制度の対象です。
Q4. 他のがん種では受けられませんか?
保険適用はありません。
現在は第III相試験が進行中です。
Q5. 東京で受けられますか?
東京医科大学で治験が実施されていますが、
参加条件があります。
Q6. 副作用はありますか?
主に局所の疼痛・炎症・腫脹など。
全身副作用は比較的少ないとされますが、無副作用ではありません。
Q7. 標準治療の代わりになりますか?
現時点では標準治療を置き換える治療ではありません。
Q8. 医師にどう相談すればよいですか?
例:
光免疫療法(アキャルックス+BioBlade)について調べました。
私の病状で適応の可能性はありますか。
治験や紹介の可能性について教えていただけますか。
対立ではなく、確認姿勢が重要です。
■ まとめ
✔ 日本で保険適用なのは頭頸部がんのみ
✔ それ以外は研究段階
✔ 東京医科大学で治験あり
✔ 名称の誤用に注意
✔ 標準治療を否定する治療ではない
■ 本サイトの立場
東京がん相談室は、 光免疫療法を推奨するものではありません。
研究状況・承認状況を整理し、
患者が誤解なく理解するための情報提供を目的としています。
医療判断は必ず主治医とご相談ください。
【無料がん相談】
がんと診断されたとき
多くの方が、不安や迷いを感じます。
現在の状況を
分かる範囲で教えてください。 小さな疑問でも構いません。
一人で悩まず、 まずは状況を整理してみませんか? ※無理な提案は行いません ※約30秒で送信できます
東京がん相談室TOPページへ