がん薬物療法とは

体内に存在するがん細胞に対して
全身的に作用する治療法です。
手術や放射線が「局所治療」であるのに対し、
薬物療法は「全身治療」です。
主な目的は:
・手術前の腫瘍縮小(術前補助療法)
・手術後の再発予防(術後補助療法)
・転移・進行がんの制御
・症状緩和
東京でがん相談をお探しの方は、 東京がん相談室(自由が丘)をご利用いただけます。
一人で悩まず、 まずは状況を整理してみませんか? ※無理な提案は行いません ※約30秒で送信できます
薬物療法の種類
① 細胞障害性抗がん剤(従来型)
がん細胞の分裂を阻害します。
例:
・シスプラチン
・ドキソルビシン
・パクリタキセル
②がん 分子標的薬
がん細胞特有の分子を狙います。
例:
・HER2阻害薬
・EGFR阻害薬
・VEGF阻害薬
③ がん免疫チェックポイント阻害薬
免疫のブレーキを外します。
例:
・PD-1阻害薬
・PD-L1阻害薬
④ がんホルモン療法
ホルモン依存性がんに使用。
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(東京がん相談室)
患者が最も知るべきこと
― 抗がん剤の「適合率」について ―
抗がん剤は
すべての人に効くわけではありません。
がん種や分子特性によって
**奏効率(腫瘍が縮小する割合)**は異なります。
一般的な目安
・大腸がん(標準レジメン)→ 奏効率 約40〜60%
・肺がん(従来型)→ 約20〜35%
・乳がん(タイプ別)→ 30〜70%
・膵がん → 約20〜30%
免疫療法では:
・PD-L1高発現肺がん → 約30〜45%
・メラノーマ → 約40%前後
重要なのは、
効く人には大きな効果があるが、効かない人も一定数いる
という事実です。
治療に迷われている場合は、
東京がん相談室で状況整理を行うことも可能です。
「抗がん剤だけで完治する割合」
これはがん種により大きく異なります。
・悪性リンパ腫 → 抗がん剤のみで治癒可能なケースあり
・精巣腫瘍 → 高い治癒率
・白血病 → 薬物療法が中心
一方で、
・膵がん
・胆道がん
・進行肺がん では
療法単独での完治は非常に稀です。
抗がん剤の、副作用の本質
一般サイトでは:
・吐き気
・脱毛
・食欲低下
が中心ですが、
本当に重要なのは臓器毒性です。
抗がん剤の、主な重大副作用
■ 骨髄抑制
白血球・赤血球・血小板減少
→ 感染症リスク増大
■ 腎毒性
クレアチニン上昇
→ 腎機能低下
■ 心毒性
心筋障害
→ 心不全リスク
■ 肺障害
間質性肺炎
→ 呼吸困難
■ 神経障害
しびれ・感覚障害
抗がん剤、関連死亡率について
英国のデータ(2016年 BMJ報告)では、
抗がん剤治療開始後30日以内の死亡率は
約8%(進行がん症例含む)という報告があります。
ただしこれは
・進行期がん
・高齢者
・全身状態不良
も含まれたデータです。
誤解してはいけないのは、
抗がん剤が「直接死因」ではなく、
治療関連合併症や全身状態の影響が含まれる点です。
抗がん剤のメリット
✔ 全身に作用できる
✔ 手術不能例でも治療可能
✔ 腫瘍縮小効果が期待できる
✔ 再発リスクを下げる可能性
抗がん剤のデメリット
✔ 効かない人が一定数いる
✔臓器障害リスク
✔ 生活の質(QOL)低下
✔ 完治を保証する治療ではない場合が多い
本当に大切なこと
抗がん剤を始める前に確認すべきこと:
① 自分のがん種での奏効率
② 完治を目指す治療なのか延命なのか
③ 代替治療との比較
④ 副作用リスク
⑤ 治療しない選択肢の説明
· 複数の選択肢を比較したい場合は、
東京がん相談室で整理することが役立ちます。
抗がん剤の最新動向
・遺伝子パネル検査
・CAR-T療法(血液がん)
・個別化医療
・AI予測モデル
抗がん剤は
「誰にでも同じ治療」から
「分子に合わせる治療」へ進化しています。
がん患者としての視点
抗がん剤は
「受けるべき治療」ではなく
「理解して選ぶ治療」です。
効果とリスクを具体的に知ることは、
不安を煽ることではありません。 それは
主体的な選択のための材料です。
【無料がん相談】
がんと診断されたとき
多くの方が不安や迷いを感じます。
現在の状況を
分かる範囲で教えてください。 小さな疑問でも構いません。
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※本相談室は医療行為を行う場ではありません。
治療の最終判断は、必ず医療機関で行ってください